第175回「書を書く有一」
現代文明を、塗りつぶそうとしている。
![]() |
フェース・オブ・ワンダーの仲間が取り組んでいる、書家・井上有一を描いていくシリーズの一つですね。 |
![]() |
|
![]() |
前にも言ったかもしれないけど、2016年が有一の生誕100年ということで、ジョイント作品展を目指しているんだ。 |
![]() |
|
![]() |
ほまれさんの有一は、車に埋め尽くされた地面の上で何やら書いている。昆虫のような姿勢で半裸になって一心に書いているのが有一。 |
![]() |
|
![]() |
この絵からは、車社会に支えられた現代文明を批判して、墨で塗りつぶそうとしている有一が見えるようだ。 |
![]() |
|
![]() |
まぁ、そんなに深刻ぶるものでもないかな。有一さん、フィギュアみたいに見える。ガチャガチャなんかで売ってる、手足がすぐにとれる安物のやつ。 |
![]() |
|
![]() |
野球帽かぁ。ぼくは何か、この頭、有一さんに悪いなぁと思っていたけれど(笑) |
![]() |
|

よこはちは、名もない女性編集者。障がいを越えて表現を楽しむアートスペース「フェースofワンダー」の仲間たちの作品に惹かれ、主宰者のまねきねこさんに「くすくすミュージアム」で絵を紹介しないかと持ちかけました。
まねきねこさんは、「フェースofワンダー」で個性に合わせた素材、道具、画法開発を大切に考えた活動を展開するかたわら、「指導者養成講座」にも取り組んでいる人物です。
主著に『アートびっくり箱』(学研)、『続アートびっくり箱』(学研)、『ねっこのルーティ』(パロル舎)、『ねっこのルーティ(電子書籍版)』(BowBooks)など。

