第359回「プチ老人」
目力が、老人にしては強過ぎるんだよね。
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何となく、ロシアの農村の老人を思わせる絵だね。色が渋い。スモック風の深緑の上着。ルパシカっていうんだっけ? これを着てコサックダンスをしている写真が記憶にあるなぁ(笑) |
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寒い地方なんだろうね。暖かそうな服を着込んで、こちらを見ている。背景のレンガ風の壁もそれを思わせるね。 |
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真っ白なひげが、もしゃもしゃ生えまくってる(笑)。これは、お母さんが持ってきた写真を見ながら描いたものだけれど、どう描いても雄平さんのユーモラスな感性が表れるんだよねぇ。 |
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目力が、老人にしては強過ぎるんだよね。眉毛も黒々として、もしかしてこの白ヒゲは付けヒゲなのかって思う(笑)。 |
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雄平さんの描く人物像は、味わい深いんだ。体と顔の動きにも注目! 体は右に向いているんだけれど、顔は正面に向いている。それだけで、「おっ、なんだよ」って感じの表情が生まれている。 |
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よこはちは、名もない女性編集者。障がいを越えて表現を楽しむアートスペース「フェースofワンダー」の仲間たちの作品に惹かれ、主宰者のまねきねこさんに「くすくすミュージアム」で絵を紹介しないかと持ちかけました。
まねきねこさんは、「フェースofワンダー」で個性に合わせた素材、道具、画法開発を大切に考えた活動を展開するかたわら、「指導者養成講座」にも取り組んでいる人物です。
主著に『アートびっくり箱』(学研)、『続アートびっくり箱』(学研)、『ねっこのルーティ』(パロル舎)、『ねっこのルーティ(電子書籍版)』(BowBooks)など。

