第232回「ふくろう」
背景の夜がシンと澄んでいるね。
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この耳のある方はコノハズクだろうけれど、よこはちさんは鳴き声を聞いたことがある? ぼくは一度だけ聞いた。プッポソーって聞こえるんだよね。 |
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孤高って言葉があるけれど、そんな感じかな。この絵は、みくさんにしては硬いよね? いつもの猫のような可愛さが、まだ生まれていない。初めて描いたからだろうし、ふくろうがどんな動物かわからず、不安な気持ちがあったのかも。 |
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背景の夜がシンと澄んでいるね。右の淡い色の満月が浮かんでいるのが、何とも言えない。この高さだと真夜中だろうね。みんなが寝静まっている頃、樹上の枝にとまって獲物を探している。 |
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すごいよねぇ。何と言っても、はじめて描いたふくろうだよ。これからもっともっと描いていくと、次第に猫のような人間のような顔つきに似てくるんじゃないかな。もしかしたら「ふくろうの画家」って呼ばれるようになるかも? |
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よこはちは、名もない女性編集者。障がいを越えて表現を楽しむアートスペース「フェースofワンダー」の仲間たちの作品に惹かれ、主宰者のまねきねこさんに「くすくすミュージアム」で絵を紹介しないかと持ちかけました。
まねきねこさんは、「フェースofワンダー」で個性に合わせた素材、道具、画法開発を大切に考えた活動を展開するかたわら、「指導者養成講座」にも取り組んでいる人物です。
主著に『アートびっくり箱』(学研)、『続アートびっくり箱』(学研)、『ねっこのルーティ』(パロル舎)、『ねっこのルーティ(電子書籍版)』(BowBooks)など。

