第70回「シンプルアニマルズ」
こんなにシンプルに生きられたらいいなぁ。
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これ以上ないくらいシンプルな絵だよね。細かな部分にとらわれていないから、それだけで癒されるような気がする。 |
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活動室に来ると、動物の絵を描くんだって了解しているところがあって、差し出された動物カードをパッと見て、「ああ、きりんね。いいわよ」って感じで、サラサラサラっと描いていく。 |
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ふふっ。カードは結構リアルな絵だけど、そんなものは気にしない。チラッと見た情報を、そのまま線や色にしている感じ。ほら、キリンなんて長い首がどこにもないよ(笑) |
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ぼくも、この絵を見て「へー、サイの顔ってこんな形をしてるんだ」って教えられたよ。鼻の前にある角が可愛いね。 |
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一番感動するのは、何たってこの目だね。小さな黒い目。濁りがなくて、まっすぐ世界を見てる気がする。こんな絵を見てると、世の中にはまだ希望があるなぁって思うんだよ。 |

よこはちは、名もない女性編集者。障がいを越えて表現を楽しむアートスペース「フェースofワンダー」の仲間たちの作品に惹かれ、主宰者のまねきねこさんに「くすくすミュージアム」で絵を紹介しないかと持ちかけました。
まねきねこさんは、「フェースofワンダー」で個性に合わせた素材、道具、画法開発を大切に考えた活動を展開するかたわら、「指導者養成講座」にも取り組んでいる人物です。
主著に『アートびっくり箱』(学研)、『続アートびっくり箱』(学研)、『ねっこのルーティ』(パロル舎)、『ねっこのルーティ(電子書籍版)』(BowBooks)など。

